新型コロナウイルスを防ぐには 【1】新型コロナウイルス感染症とは ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。 【2】飛沫感染と接触感染 (1)飛沫感染とは、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。 (2)接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。 ※重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されているので注意しましょう ※特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい可能性が考えられます 【3】日常生活で気をつけること まずは手洗いが大切です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんやアルコール消毒液などで手を洗いましょう。咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休んでください。発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録してください。 【4】小規模な患者の集団(クラスター)対策 国内では、散発的に小規模に複数の患者が発生している例がみられます。この段階では、濃厚接触者を中心に感染経路を追跡調査することにより感染拡大を防ぎます。今重要なのは、今後の国内での感染の拡大を最小限に抑えるため、小規模な患者の集団(クラスター)が次の集団を生み出すことの防止です。 ※「小規模患者クラスター」とは感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団のことです。 【5】集団感染を防止するために、厚生労働省は下記について注意を求めています (1)換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください (2)イベントを開催する方々は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください。 電話相談・医療機関受診の目安 【1】基礎疾患等がない方 次の症状の内、(1)(2)のいずれかの症状がある方は、医療機関受診前に、下記の電話相談窓口にご連絡ください。 (1)風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます) (2)強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある 【2】高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方、透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方 重症化しやすいため、上の(1)(2)の症状のいずれかの状態が2日程度続く場合には、医療機関の受診前に、下記の電話相談窓口にご連絡ください。ご連絡いただいた結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。 【3】妊婦の方へ 妊婦の方については、念のため重症化しやすい方と同様に、上記の症状のいずれかの状態が2日程度続く場合には、医療機関の受診前に、下記の電話相談窓口にご連絡ください。ご連絡いただいた結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。 【4】お子様をお持ちの方へ 小児については、現時点(令和2年2月18日時点)で重症化しやすいとの報告はなく、新型コロナウイルス感染症については上記の目安どおりの対応をお願いします。ご連絡いただいた結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。 【5】医療機関を受診する際に気をつけること 下記の電話相談窓口(帰国者・接触者相談センター)から受診を勧められた医療機関を受診してください。 複数の医療機関を受診することはお控えください。 医療機関を受診する際には、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。 電話相談窓口 埼玉県及び厚生労働省では、新型コロナウイルスに関する相談や、新型コロナウイルス感染症の疑われる症状がある方が、個別に相談ができる電話相談窓口を設置しています。なお、上記の相談・受診の目安のいずれかの症状がある方は、医療機関を受診する前に、必ず下記のいずれかの電話相談窓口に連絡をお願いいたします。 【1】埼玉県が設置している電話相談窓口 埼玉県新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター 相談時間:24時間(土曜日、日曜日、祝日も利用できます) 0570-783-770 ※聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方はファクス(048-830-4808)をご利用ください 【2】厚生労働省が設置している電話相談窓口 厚生労働省相談窓口 相談時間:毎日9時から21時まで 0120-565653 ※厚生労働省相談窓口の電話番号はフリーダイヤルです。 ※聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方は、厚生労働省相談窓口のFAX(03-3595-2756)をご利用ください 【3】学校の臨時休業等に伴う電話相談窓口について 小学校、中学校、高等学校などについて臨時休業が国から要請されたことを踏まえ、学校、保育所、放課後クラブの対応について以下の相談窓口を設置しています。 (1)小学校・中学校・高等学校の臨時休業について 埼玉県教育局総務課 相談時間:8時30分から17時15分(土日含む) 048-830-6615 048-830-6713 (2)保育所・放課後クラブについて 埼玉県福祉部少子政策課 相談時間:8時30分から17時15分(土日含む) 048-830-3322 新型コロナウイルスに関する誤った情報や噂にご注意ください 新型コロナウイルスに関する様々な情報や噂がインターネットやSNS等で流れておりますが、その中には事実とは異なる情報もあります。市民の皆様におかれましては、厚生労働省や埼玉県、狭山市が発信する正確な情報に基づき、落ち着いて行動していただきますようお願いいたします。 問合せ 健康づくり支援課へ 04-2956-8050 戻る TOPへ |