なぜ住宅用火災警報器が必要なのか

建物火災が原因の死者のうち、約90%が住宅火災で亡くなっています。そして、住宅火災で亡くなった方の過半数が65歳以上の高齢者です。また、住宅火災で亡くなった方の約62%は逃げ遅れが原因です。

亡くなった方の多くは、深夜から明け方にかけて発生した火災で、就寝中に発生した火災が、いかに恐ろしいかが分かります。
このような住宅火災による犠牲者を減らすために、平成17年9月火災予防条例の改正を行い、一般住宅に「住宅用火災警報器」の設置が必要となりました。

設置することで、死者発生率を1/3に減らすことが見込めます。

(参考1)平成14年中の住宅火災100件あたりの死者数(放火自殺者等を除く)
警報器等なし6.1人
警報器等あり1.8人
(総務省消防庁データ)

(参考2)他国の状況
米国では、設置義務化等による住宅用火災警報器等の普及に伴い、住宅火災による死者数が1970年代の約6,000人から半減しています。

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