防火管理の意義

火災が発生した場合、火災の初期段階での対応が、被害の程度を決定づけます。どんなに立派な建物や設備を設置しても、それを維持管理できなければ、いざという時に何の役にも立ちません。

ハード面とソフト面の対応がきちんと行われてこそ安全が確保されると言っても過言ではありません。

防火管理は、「法律に決められているから仕方なく行う」のではなく、「自らのところは自らが守る」といった基本精神に基づき、家族や全従業員が一丸となって火災発生要因を排除するとともに、火災で逃げ遅れた人の救助や延焼拡大防止を図ることが必要です。

そのためには、建物を使用する人達が知恵を出し合って、火災の発生を防止するとともに、万一火災が発生した場合でも、早期に火災を発見して消防機関に通報できるよう、そして、お互いが協力して初期消火や避難活動を行い、被害の軽減に努めることが極めて大切です。

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